海外雑詠句(3)
(昭和36年~平成2年頃) 

            ・現役中に、海外へ出かける機会が多かった、その中で現地で詠った句を
            載せてみました。若き日のことが懐かしく思われます。


 香港・マカオ

 ・無法街たむろす人も日向ぼっこ

 ・年送る蛋民と呼ぶ子沢山

 ・残飯に難民街の初三十日

 ・万金膏なすりてひときは爽やかに

 ・ビル工事竹の足場も南風の中

 ・片陰に椅子だし床屋髪を刈る

 ・蝿集るものは美味しと異邦人

 ・偽巡査はスリの一味や汗拭ふ

 ・香港の夜景遊覧手にビール

 ・香港の夜景は宝夏料理

 ・朝粥をたらふく父の日なりけり

 ・旧正月華僑本家は人の波

 ・爆竹に旧正月の街沸きし

 ・マカオまで水上バスや風涼し

 ・ホテル出てカジノに遊び明易し

 ・見晴の砲台跡や雲の峰

 ・金魂はマカオの土産麦の秋
                  

  ハワイ・オアフ島・マウイ島   

 ・入国の一歩やすらぐ夏帽子

 ・常夏のハワイ草鞋ステーキかな

 ・ワイキキの海辺にわれもアロハシャツ

 ・キラウエア火山のふもと風涼し

 ・砂糖黍ばかりの畑夏盛ん

 ・一面の溶岩に稀なる金鶏草

 ・人力車でめぐるハワイの夏夕べ

 ・ハワイにも日本の二世浴衣かな

 ・英語より手話の通じし氷菓子

 ・ホテルまでビーチサンダル裸かな

 ・挨拶はアロハでよろし夏館

 ・ワイキキに泳ぎ寝転ぶ白砂かな

 ・三越で衝動買ひのアロハシャツ







   
香港100万ドルの夜景
 

1979 ハワイオアフ島 ワイアナエ火山

 

  1978 香港マンダリンホテル